高島屋(近年編)
2010年02月04日

大手百貨店の横浜高島屋は1976年の第1回を皮切りに、1981年までに5回に渡り特注トミカをリリースしています。
その後20年近くも特注モデルは出ていませんでしたが、2000年になって突然特注モデルが発売されました。そして2001年、2002年と立続けに特注モデルが登場する事になります。

その間、1993年に横浜高島屋の玩具店キッズポートが通常品のパトカーに「神奈川県警察」のラベルを独自に添付したものを販売しましたが、ラベルをサービスで付けたと言った方が良さそうで、純粋に特注と言えるか微妙ではないでしょうか。

さて、2000年に特注されたモデルですが、7月下旬から横浜高島屋で開催されたトミカのイベントで販売されました。カローラレビンクーペとカローラ30レビンの2台セットで、それぞれ70年代、80年代当時の通常品に倣ったカラーリングで、復刻版のようなコンセプトのトミカとなっていました。定価は1500円だったようです。

翌2001年には、7月25日から30日まで開催された「横浜高島屋トミカ・プラレール フェスティバル」で3種の特注トミカが販売されました。車種はニッサン サニー1200GX、ホンダシ ビックGL、マツダ サバンナGTの3種で、何れもボンネットに「Takashimaya」の文字がタンポされていました。
こちらもシビックとサバンナは初期のトミカの復刻版のようなコンセプトとなっており、トミカ30周年の復刻版人気にあやかったような商品展開でした。定価は600円だったようです。

2002年には、3月27日から4月2日まで開催された「横浜高島屋トミカ・プラレール フェスティバル」で、新たに3種の特注トミカが販売されました。車種はダイハツ ミゼットII、トヨタ WiLL Vi、ホンダS2000の3種で、前2回とはコンセプトの違った車種展開となっていました。
この3台は独自のカラーリングで、何れにも「Yokohama」のラベルが添付されていました。因に、ラベルの説明には「ドアー左右にはってください。」と書かれていました。タンポではなくラベルと言うのがセコイようにも思いますが、いらない文字がタンポされているより良いのではとも思います。定価は525円だったようです。(600円との情報も有りますが、どちらが正解でしょう?)

尚、上記の全てのトミカは横浜高島屋だけではなく、全国の主な高島屋系列店でも販売されたようです。

その後現在に至るまで、高島屋の特注は有りません。かつては特注トミカを積極的にリリースしていた百貨店業界も、近年は業績に陰りが目立っており、特注トミカどころでは無くなったのかも知れません。時代の流れと言えばそれまでですが、何か寂しさを覚ますね。


車 名 ベース車/備考 品 番 発売
カローラ レビン クーペ カローラ レビン 78-3-未 2000年7月
カローラ 30 レビン 同左 108-1-未
ニッサン サニー1200GX サニー1200 レーシングタイプ 15-2-26 2001年7月
ホンダ シビックGL シビックGL ラリータイプ 83-2-未
マツダ サバンナGT サバンナGT レーシング 80-2-未
ダイハツ ミゼットII 同左 62-6-未 2002年3月
同左/Yokohamaラベル貼付 62-6-未
トヨタ WiLL Vi 同左 27-6-9
同左/Yokohamaラベル貼付 27-6-10
ホンダ S2000 同左 64-3-未
同左/Yokohamaラベル貼付 64-3-未