大阪築城400年まつり
2009年10月01日

今週は大阪市(交通局)が特注したトミカをご紹介します。

「大阪築城400年まつり」の記念トミカとして1983年10月に発売されました。この年の12月18日より運行を開始する市営定期観光バス「にじ号」のモデル化で、運行前の宣伝も兼ねた企画だったと考えられます。ベースはF37-2 ネオプランバス・スカイライナーで、シルバーのボディに虹色のラインがラベルで再現されていました。

パッケージは専用デザインのブリスターパックで、裏面は当時の通常品と同じものが使われていました。ところでパッケージに描かれている旗を持ったキャラクターは何ものなのでしょう?

「にじ号」と言う愛称は大阪市営の定期観光バスに2階建バスを導入するにあたり、一般公募によって命名されたものですが、当時実際に導入されたのはネオプラン社のN122/3スカイライナーではなく、同じドイツのドレクメーラー社製E440メテオールだったようです。

大阪市では1983年以来、2階建バス「にじ号」での定期観光バスを運行しておりましたが、2008年3月末をもって観光バス事業から撤退し、70余年にも渡る大阪市営観光バスの歴史に幕を降ろしました。

因に、このトミカと同時期に大阪市によってロングトミカL18 ネオプランバス・スカイライナーでも「にじ号」が特注されていますが、こちらは未所有です。


品 番 車 名 特注元
F37-2-18 ネオプランバス・スカイライナー 大阪市