トミカダッシュ
2009年04月09日

今回ご紹介するのは、先日ご紹介した「スーパートミカダッシュ」の前身である
「トミカダッシュ」です。1977年に「走るトミカ」と言うコンセプトで登場。
独自の「エキストラモーター」と名付けられた動力装置が組み込まれていました。

エキストラモーターは車体を下に押し付けたまま、2〜3回前後に動かすと、
ゼンマイが巻かれて、手を離すと15m以上もダッシュすると言うものでした。
ほんの2〜3回前後に動かすだけで、強力なエネルギーを貯えられる優れ物で、
ダイキャスト製の重量ボディを勢い良く走らせられる、強力なモーターでした。


初期のラインナップは4車種で、各2色があり、全部で8種だったようです。
1978年には「スーパートミカダッシュ」に進化していますので、1年足らず
の短命に終わっていますが、この他にもバリエーションが有ったようです。
ポルシェのプラスチック製のボディも確認されており、謎も多いのも事実です。
このシリーズは非常に資料に乏しく、詳しい事は良く判かっていません。
尚、当時の定価はトミカと比べるとかなり高価な600円だったようです。
この価格設定も不人気の一因になっていたかもしれませんね。
その後のチョロQの人気を見ると、残念なシリーズとなってしまったようです。

品番 車 種 カラー 備考
TD01 フェアレディ240ZG・レーシング ブルー  
レッド  
TD02 セリカGT・レーシング グリーン  
パープル  
銀メッキ
TD03 ポルシェターボ・レーシング シルバー  
イエロー  
ホワイト プラ製
TD04 ロータスヨーロッパ・レーシング マルーン  
ホワイト  
TD05フォルクスワーゲン・レーシンググリーン 
TD06コスモ・レーシングホワイト 
TD07フェアレディZ パトロールカーホワイト/ブラック警視庁