イトーヨーカドー
迷彩カラーコレクション
2018年11月01日

イトヨ迷彩カラーコレクション01

イトーヨーカドーの特注シリーズ第9弾は「迷彩カラーコレクション」でした。
名前の通り車体を土色と緑色の2色の迷彩カラーに染めた車両で、自衛隊などの車両をイメージしたもののようです。
2007年5月より2008年3月までの奇数月の第一土曜日に合計6回発売されました。当時の定価は500円(税別)でした。

ボディにはIY-〇〇とHI2007(又は2008)の白文字がタンポ印刷されています。
IY-〇〇はイトーヨーカドーと発売月で有る事は容易に想像出来ます。
一方、HI2007(又は2008)の数字は西暦でしょうが、HIはどういう意味なんでしょう? 私は未だに判りません。


イトヨ迷彩カラーコレクション02

● 第1弾 トヨタ メガクルーザー(2007年5月5日発売)
ベースは3-5 トヨタ メガクルーザー パトロールカー。
自衛隊の高機動車をルーツに持つメガクルーザーだけあって、迷彩カラーがお似合いですね。

●第2弾 テレックス 72-81ローダー(2007年7月7日発売)
ベースは118-1 テレックス 72-81ローダー。
自衛隊にはホイールローダーも配備されているので、実際に有りそうな車両ですね。
何故かこのホイールローダーだけ迷彩の土色が光沢の有る明るい色合いになっています。


イトヨ迷彩カラーコレクション03

●第3弾 道路清掃車(2007年9月1日発売)
ベースは113-1 道路清掃車。
シリーズ中最もあり得ない車種選択と言われている迷彩カラーの道路清掃車。
確かに道路清掃車が迷彩塗装である必要性は皆無でしょう。
ただ、道路清掃車の佇まいは軍用の装甲車を彷彿させる事からの起用だったのかも知れませんね。
道路清掃車には裏板のカットに左右のバリエーションが有ります。

●第4弾 スノータイガー(2007年11月3日発売)
ベースは84-2 大原鉄工 スノータイガーSM30型。
自衛隊にも雪上車は配備されていますが、土色と緑色の2色の迷彩カラーとなると、これはあり得ないと言わざるを得ません。迷彩カラーの目的はカモフラー ジュですから、雪上車に限っては白が迷彩カラーとなるのではないでしょうか。


イトヨ迷彩カラーコレクション04

●第5弾 日野セミトレーラータンクローリー(2008年1月5日発売)
ベースは11-2 日野セミトレーラ トランスポートタンク。
自衛隊にはタンクローリーも配備されていますが、ここまで大型のトレーラーは有るのかな?
でも迷彩カラーが殊の外似合っているので、これはこれで良しとしましょう。

●第6弾 三菱パジェロ(2008年3月1日発売)
ベースは30-6 三菱 パジェロ。
自衛隊には2代目パジェロベース73式小型トラック(1/2tトラック)が配備されています。
トミカはよりスタイリッシュな3代目パジェロですが、迷彩カラーが似合っていますね。
実際73式小型トラックには防衛大学の実験車両の迷彩カラーも存在するんだとか。

品番 品 名 発売日
3-5-未 トヨタ メガクルーザー 2007/05/05
118-1-未 テレックス 72-81ローダー 2007/07/07
113-1-未 道路清掃車 2007/09/01
84-2-未 スノータイガー 2007/11/03
11-2-未 日野セミトレーラータンクローリー 2008/01/05
30-6-未 三菱パジェロ 2008/03/01

自衛隊や軍用車両とうたっている訳では有りませんが、やはりミリタリー系を狙ったシリーズだったと思います。それにしてはどんな購買層を狙ったのかが良く判 らない、やや中途半端なシリーズになってしまったようです。実際売れ行きもあまり芳しく無かったのではないでしょうか。
迷彩カラーと言う路線は悪くは無かったと思いますが、車種選択の魅力に欠けたのも確かでしょう。特に道路清掃車は否定的な声が多かったように思います。迷 彩カラーなだけに「迷走」してしまった感が有りますね(笑)