トイズドリームプロジェクト
あこがれの名車セレクション2
2017年12月14日

TDPあこがれの名車セレクション01

「トイズドリームプロジェクト」は遊び心溢れる「夢の商品」をメーカーの垣根を越えて作ろうと いうコンセプトのもと、株式会社トイカードが2002年9月に始動したプロジェクトです。
トミカ関連では「トミカ&チョロQセット」が多数リリースされる事になりましたが、2007年9月発売分からはテーマに沿ったトミカを6種類発売するとい う形態になりました。
当初の「メーカーの垣根を越えて…」というコンセプトとは違った方向ですが、なっかなか凝った仕上げは、担当者の拘りを感じる出来栄えでした。
今回は第28弾<あこがれの名車セレクション2>を見ていきましょう。

<あこがれの名車セレクション2>は2009年9月30日に発売されました。
全6種で定価は各600円(税別)、前回の第27弾より100円の値上がりとなりました。

TDPあこがれの名車セレクション02

●トヨタ2000GT ヘアピンサーカス仕様
1972年4月公開の東宝映画「ヘアピンサーカス」に登場するトヨタ2000GTのモデル化です。
ヘアピンサーカスは五木寛之の『四月の海賊たち』の中に収められている短編小説で、黄色のトヨタ2000GTはメインキャストの小森美樹(江夏夕子)がドライブする車両です。

●光岡オロチ 兜仕様
2008年9月26日に発表された、光岡自動車の「大蛇・兜(オロチ・カブト)」のモデル化です。
実車は限定5台という希少車で、2007年東京モーターショーで参考出品されたモデルの市販化でした。
ボディカラーは実車の「ホワイトゴールドパール」の再現で、黒の部分はカーボン素材の再現ですが、カーボンの質感までは再現出来ていないのは残念。
因みに実車の価格は1380万円でした。

●日産GT-R
通常品GT-Rのカラーバリエーションと思われます。
ボディカラーは実車のスーパーブラック(ソリッドカラー)の再現のようです。
リミテッドを除くと初のカラーバリエーションでした。

TDPあこがれの名車セレクション03

●日産フェアレディZ
実車のブリリアントシルバーメタリックの再現のようですが、先代Z33のダイヤモンドシルバーメタリックのように見えます。
シートは実車のパーシモンオレンジ色の再現と思われますが、シートと一体のダッシュボードもオレンジ色なのはご愛敬(笑)
TDPならこの辺はもう少し拘って欲しかったところですね。

●Honda CIVIC MUGEN RR
2007年に300台限定で発売された無限のコンプリートカー「無限RR(ダブルアール)のモデル化。
477 万円という高価な車両ながら、予約開始10分で300台を完売した伝説のマシンです。エンジンは吸排気系に手が加わり、最高出力は15PSアップ。専用の 内外装が用意され、見た目も中身も特別なモデルとなっています。トミカでもアルミ製のダクトつきボンネットや、フロントバンパーなどを印刷で再現。

●三菱ランサーエボリューションX ラリー仕様
ランエボのラリー仕様車ですが、実車が有るかは不明です。
カラーリングは先代ランエボIXの2005年WRC参戦車「ランサーWRC05」のカラーリングをモチーフにしてるようです。

品 番 車  名 仕様
SP22-未トヨタ2000GTヘアピンサーカス仕様
25-5-未光岡オロチ兜仕様
94-6-未日産GT-R 
55-8-20日産フェアレディZ 
54-9-未ホンダ シビック TYPE RMUGEN RR
67-7‐未三菱ランサーエボリューションXラリー仕様

トイズドリームらしいマニアックな車両が多いシリーズですが、中でもトヨタ2000GTは「これが有ったか!」と唸ってしまう車種選択ですね。
今回から100円の値上がりで600円(税別)となりましたが、仕上がりからすれば決して高くはないのではないでしょか。
欲を言えば、もう少し拘って欲しい部分も有りますが、トミカ史に残る秀逸なシリーズであろう事は疑う余地も有りません。
ただ、シビックの高騰ぶりは異常としか思えませんが…