10周年メモリアルトミカ
2013年11月28日

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1980年8月に発売10周年を迎えたトミカですが、これを記念して全国各地の主要デパートで記念のイベントが開催されました。記念トミカのロンドンバスが販売された事は以前ご紹介しましたが、記念のギフトセット「発売10周年記念 メモリアルトミカ」が製作されました。

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車種は1980年当時で既に絶版となっていたものが選ばれ、オリジナルには無かったカラーリングが施されていました。

●1-1 ブルーバードSSSクーペ【1974年9月絶版】
この鮮やかなイエローボディが出るまでは、通常品の3カラーしか有りませんでした。シートも通常品には無い黒となっていました。

●6-1 フェアレディZ432【1976年2月絶版】
メタリックブルーボディにベージュシート。こちらも通常品の3カラーしか有りませんでした。シートもベージュは初めてでした。

●13-1 ギャランハードトップGS【1975年6月絶版】
資 料ではメタリックワインレッドとなっていますが、メタリックオレンジと言った方が良いような明るいカラーです。ウエストラインに白線がタンポされているの もワンポイント。ギャランもこれまでは通常品の1カラーのみだったので初のカラーバリエーションとなりました。シートも通常品の赤に対して、こちらは黒と なっていました。

●16-1 コスモスポーツ【1974年7月絶版】
これまで通常品のアイボリーボディ/赤シートのみでしたが、通常品とは逆の赤ボディ/アイボリーシートで登場しました。ホイールもゴールドが奢られていました。

品 番車 名小田急版
1-1-8ニッサン ブルーバードSSSクーペ
6-1-16ニッサン フェアレディZ 432ホンダ1300クーペ9
13-1-13コルト ギャラン ハードトップコロナ マークII ハードトップ
16-1-5マツダ NEWコスモスポーツ

ところで、このセットはG-67と分類意されていますが、小田急デパートで販売されたものは構成が一部異なっていたようです。
具体的には、13-1 ギャランハードトップに変わって2-1 コロナマークIIハードトップ、6-1 フェアレディZ432に変わって7-1 ホンダ1300クーペ9となっていたようです。でマークIIは★黒/赤のツートン、ホンダ1300は赤ボディだったようです。
因みに、ミニカー大百科の179ページに小田急版の写真が掲載されていますが、何分モノクロ写真なのカラーまでは判りませんが、ホンダ1300のホイールは旧ホイールの1E又は1Fのようですね。
恐らくこの2種はリストに無いので通常品と同等品だったと考えられます。
もうひとつ気になる事が…
発砲スチロールの内箱ですが、コスモを入れる部分がやけに大きく、更にパトライト付きが入るような形状ですね。
色 々考えて見ましたら、1976年10月発売の外国車シリーズセットの内箱を流用しているようです。コスモのスペースにF8-1 ダッジ・コロネット・カスタム ポリスカーを入れて見ると、まさにジャストフィットでした(笑) こんな時代からコスト削減策は取られていたんですね。
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