'99 株主優待
2013年03月21日

1999株主優待01
1999株主優待02

株式会社トミーは1997年9月16日に株式を店頭市場に公開したのに伴い、翌1998年より株 主優待品の配布が始まりました。

1999年7月には年次では2度目となる「'99 株主優待限定企画セット」の配布が行われました。


1999株主優待03

「'99 株主優待限定企画セット」と名づけられた株主優待品は、トミカ発売2年目のラインナップから6台を復刻したセットとなっていました。
トミカは全て日本製で、5台のボンネットにはトミーに因んだマークがタンポ印刷されていました。

●7-1 ホンダ1300クーペ9
草色ボディに白シート、1Hホイール、クリアウインドウ。
裏板ははめこみ式となっていました。
マークは富山工場と称していた1930年代から、山陽工業と名乗っていた50年代の終わりまで使われていたもので、図案の由来は定かではありませんが、 「E.T」とは創業者富山栄市郎のイニシャルです。

●15-2 サニークーペ1200GXレーシング
オレンジボディに白シート、1Hホイール、クリアウインドウ。
マークは1959年に販売子会社である富山商事(株)の設立に伴って使用されたもので、親しみやすいクマの絵柄に海外で知名度が高かった 「TOMIYAMA」の文字を配していました。

●9-1 スバルR-2
アイボリーボディに赤シート、1Hホイール、クリアウインドウ。
マークは通称「なかよし」マークと言われるもので、1963年に商号を「トミー」に改めると同時に使われたものです。
手を繋ぐ男の子と女の子が平和を象徴し、子供がのびのびと成長する健康な姿を表しています。

●>14-1 ローレル2000GX
白ボディに赤シート、1Hホイール、クリアウインドウ。
裏板ははめこみ式となっていました。
マークは1982年から使われていた商標で、幼児玩具主体のイメージからの脱却と、さらなる発展を目指して、世界共通で使われました。

●11-1 カローラ スプリンター1200SL
黄ボディに白シート、1Hホイール、クリアウインドウ。
マークは1999年に創業75年を迎えたトミーが、21世紀に向けてよりよい企業にしていくための出発点と捉えて作られたものです。
数字の「75」を躍動感あふれる形にアレンジ、輝かしい未来を目ざす子供たちの「DREAM」をかなえるために、トミーもその一歩を歩みはじめようという 意志を表しています。

●15-1 コロナ1700ハードトップSL
銀メタボディに赤シート、1Hホイール、クリアウインドウ。
裏板ははめこみ式となっていました。
コロナのみボンネットのマークのタンポは無く、左右ドアに「'99 株主優待品」の黒タンポとなっていました。

因みに1999年は6台セットと3台の2種類が存在します。保有株数によってどちらかが配布されたよ うです。詰め合わせは下記リストのようになっていました。

品番 車 名 6台セット 3台セット
7-1-未 ホンダ 1300クーペ9 ×
9-1-未 スバル R-2 ×
11-1-未 カローラ スプリンター1200SL ×
14-1-未 ローレル2000GX
15-1-未 コロナ1700ハードトップSL
15-2-未 サニークーペ1200GXレーシング

1999年の株主優待セットも6台セット・3台セット共に市場での弾数は少ないようで、一般コレクターにとっては未だにハードルの高いものとなっているようです。