エクセレントトミカ(ランエボ)
2013年01月10日

エクセレントトミカ_ランエボ01

1997年9月、「エクセレントトミカ」なるシリーズがリリースされました。発売はトミー(現タカラトミー)の子会社である株式会社ユーメイト(現タカラトミーアーツ)。
通常のトミカより細部に拘った仕様で、まるでトミー自らが特注したかのようなモデルとなっていました。

エクセレントトミカ_ランエボ02


車種は「三菱ランサー エボリューションIV」。全く新たに金型から起されたもので、通常品には無い車両だったため、スペシャルモデルとして分類されました。
製造国は全て日本となっています。

最初に登場したのは1997年9月の2台でした。
●MI-01 ランサーエボリューションIV ノーマルホワイト
●MI-02 ランサーエボリューションIV ノーマルブラック

名前の通り、ホワイトとブラックのシンプルなモデルです。
定価は各700円(税別)

第2弾は1997年12月の2台でした。
●MI-03 ランサーエボリューションIV '97 WRC T.マキネン車
●MI-04 カリスマGT '97 WRC R.バーンズ車

1997年の世界ラリー選手権に参戦したマシンのモデル化。
ゼッケン1番のマキネン車、ゼッケン2番のバーンズ車を再現。
因みに、カリスマGTはランサーエボリューションの欧州での名称です。

第3弾は1998年3月の2台でした。
●MI-05 ランサーエボリューションIV '97 全日本ラリーADVAN仕様車
1997年の全日本ラリー選手権に参戦したADVANラリーチームの奴田原文雄(ぬたはらふみお)・小田切順之(おだぎりのりゆき)組がドライブしたマシンのモデル化。

●MI-06 ランサーエボリューションIV '97 N1耐久Castrol仕様車 
1997年のN1耐久に参戦した、三好正己(みよしまさみ)・村松康生(むらまつやすお)組のカストロール・サイコモスエボIVののモデル化。
カストロールと言えばトヨタ車のイメージが強いですが、ランエボでも有ったんですね。
モデルは基本的にラリー仕様のなので、サーキットを走るN1耐久仕様とは異なっていますが、カラーリングで雰囲気を出していますね。
定価は各1400円(税別)

品番番号車 名車種
SP-10-1MI-01ノーマルホワイトランエボIV
SP-10-2MI-02ノーマルブラック
SP-10-3MI-03'97 WRC T.マキネン車
SP-10-4MI-04

'97 WRC R.バーンズ車

カリスマGT
SP-10-5MI-05'97 全日本ラリーADVAN仕様車ランエボIV
SP-10-6MI-06N1耐久Castrol仕様車

何れも専用のクリアケースに収められており、中には車名などが書かれた台紙が入っていました。
また、MI-03〜06まではラベルが付属しており、指定された場所に貼り付けるようになっていました。
※上の画像はMI-04のみラベル貼済

その後、この金型は中国製となりグラン・ツーリスモセットや頭文字Dセットなどで使われましたが、2000年12月に104-3 三菱ランサーエボリューションIV WRCとして通常品の仲間入りを果たしました。

エクセレントトミカは、この6台の他に別車種で10種が発売されましたが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。