ふとしたきっかけで集め始めたトミカ。全長7cm程の小さなミニカーのおもちゃです。
しかし、コレクションの奥の深さは侮れません。たかがトミカ、されどトミカなのです。
仮オープン  2004/07/01
最 終 更 新 2025/10/02
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広島電鉄
広島電鉄特注トミカa

広島電鉄株式会社は、「広電(ひろでん)」という愛称で親しまれている、広島県西部地域を拠点とする会社で、電車やバスなどの運輸事業、不動産事業などを手掛けています。
大正元年に前身の広島電気軌道が路面電車を開業して以来、広島市民や観光客にとって重要な交通手段となっています。路面電車としては車両数、路線の長さ、1日の平均乗客数のどれもが日本一で、「動く路面電車博物館」と呼ばれるほど多様な車両が走っています。

1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下された際、広島電鉄の路面電車は壊滅的な被害を受けました。当時在籍していた123両の電車のうち、108両が被災し、多くの電停や架線も破壊されました。
しかし原爆投下からわずか3日後の8月9日には一部区間の運行を再開、その一番電車は焼け野原となった広島の街で復興に向けて立ち上がる市民に大きな希望を与えたと言われています。
広島電鉄には被爆しながらも修理され、現在まで姿を残している電車がいくつかあります。
そのひとつである653号(1942年製造)は、2015年の被爆70年の節目として被爆当時の塗装に復元され、「被爆電車特別運行プロジェクト」として平和学習のためのイベントなどで運行され事となりました。
そんな653号が広島電鉄の特注品としてトミカとなりました。

広島電鉄特注トミカb

●広島電鉄653号(2021バージョン)
2021年8月1日発売 当時の定価は650円(税込)

被爆電車653号は昭和20年8月6日午前8時15分江波付近で被爆し、同年12月に復旧し広島の人々を勇気づけた車両で、広島電鉄と中国放送が共催する「被爆電車特別運行プロジェクト」とのコラボ商品としての発売でした。
トミカのベースは66-5 広島電鉄 650形(2018年11月発売)で、被爆当時の塗装に復元された姿を再現したものとなっています。
販 売は8月1日より広島電鉄広島駅営業センター・広島電鉄紙屋町定期券窓口・広島電鉄宮島口営業センター・広島市平和記念公園レストハウス(8月4日〜9月 12日まで休館)、8月2日より広島電鉄千田営業センター・広島電鉄横川営業センター・広島電鉄西広島営業センター・広島電鉄五日市営業センター・広島電 鉄宝町営業センターで行われました。何れもひとり3台までという購入制限が付けられました。
また、8月5日から東京・銀座の「ひろしまブランドショップTAU」で70個だけ限定販売されました。
なお、通信販売は有りませんでしたが、現地販売のみで8月中に完売したそうです。

広島電鉄特注トミカc

広島電鉄653号(2025バージョン)
2025年8月6日先行販売、8月18日一般発売、定価は1000円(税込)でした。

基本的には2021年発売品と同等品ですが、一部仕様変更がされていました(詳細は下部参照)。
ま た、広島電鉄の被爆80年事業として販売をするため、箱には「被爆80年事業」の文字が追加されていました。また、箱の蓋部分にはQRコードを設け、広島 電鉄ホームページ(広電の歴史;戦時下の状況ページ)にアクセスできるようになっており、トミカという玩具を入り口としながら、当時の様子や今後の平和に ついて考える、そのようなきっかけになればという思いが込められたトミカとなっています。
販売は8月6日13時より広島市平和記念公園レストハウスで数量限定で先行販売されました。
一般発売は8月18日に始まり、広島電鉄各営業センター6か所(千田営業センター・広島駅営業センター・横川営業センター・五日市営業センター・宮島口営業センター・宝町営業センター)で販売されました。
再販売もひとり3台までの購入制限が付けられ、通信販売はされていません(2025年10月1日現在)。

広島電鉄特注トミカd

ウインドウパーツの変更
2025バージョンは、ウインドウ下端にあったラインがなくなりました。


広島電鉄特注トミカe

台車の造形の変更
2025バージョンは、台車の造形が変わっています。


広島電鉄特注トミカf

添付シールの変更
2025バージョンは、方向幕シールの左列が変更されています。(まえ、うしろ両方)


品番 車 名ベース車名バージョン
66-5-未広島電鉄653号
広島電鉄 650形2021
66-5-未広島電鉄653号広島電鉄 650形2025

被爆電車特別運行プロジェクトは、「被爆者の高齢化が進む中、未来の世代に平和について考えてもらうきっかけになれば」という思いで、中国放送被爆70年プロジェクトの一環として2015年にスタートし、これまで約3,000名が参加しているのだそうです。
80年の時を経て今なお平和の叫び続ける電車、それが単なる玩具というだけではない使命を持ったトミカとなって多くの子供たちの手に渡るという事は、とても意義深い事だと思います。
そいう意義深いトミカを転売している大人達がいることは残念だと思いますが、広島電鉄も大多くの人が手にできるように通販を考えて欲しいものです。


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