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ふとしたきっかけで集め始めたトミカ。全長7cm程の小さなミニカーのおもちゃです。
しかし、コレクションの奥の深さは侮れません。たかがトミカ、されどトミカなのです。
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仮オープン 2004/07/01
最 終 更 新 2022/06/23
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現在の公開台数 741台
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ト・リミテッド等の紹介
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2016/05/11 1
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日本のバスフェア(2)


1980年6月初旬、「トミカ日本のバスフェア」が開催されました。 これは全国各地の玩具店や百貨店の店頭で行われるもので、通常にはないトミカを特別販売するというものでした。 トミカ79 三菱ふそうワンマンバスを、各地で実際に走っているバスと同じカラーリングで発売するという企画で、北は北海道から南は九州まで、12の事業者がセレクトされていました。 箱は通常品と同じ黒箱で、当時の定価は280円でした。 今回はその2回目として、残りの6台をご紹介したいと思います。
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●富山地方鉄道バス
富山地方鉄道バスは富山県富山市に本社を置く鉄道・バス事業者で、主に富山県の中部及び東部でバスを運行してします。 トミカは1972年から採用されている白地に水色のストライプの車両を、ボディサイドはタンポ印刷、フロントとルーフ前端部は添付シールを貼って再現しています。 しかし、実車は窓下と下部に太い水色のストライプがあり、その間の白い部分に水色の細いストライプが5本というものですが、トミカは青のストライプが太すぎて実車とは全くイメージの異なるものとなっているのは残念です。 現在は1995年から採用された都営バスのナックルラインを逆にしたような新塗装に置き換えられていますが、旧塗装車も2010年代後半になっても僅かながら生き残っていたようです。
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●名古屋鉄道バス
名古屋鉄道は愛知県名古屋市に本社を置く鉄道会社ですが、2004年まではバス事業も行っていました。 トミカの発売当時は名古屋鉄道直営の自動車事業本部としてバスを運行していましたが、2004年に名鉄バスとして分社化されています。 トミカは1984年頃まで使われていた白地に窓の上下と下部に赤いストライプが入るデザインの再現で、サイドはタンポ仕上げ、フロントは添付シールを貼って仕上げるようになっていました。 実車は側面から正面中央に向かって赤ラインが曲線で下がってくる「金太郎腹掛けスタイル」ですが、トミカはナンバープレートのモールドが有るためか、ラインが途中で切れています。 また、フロントのシールには「特急」の文字が有りますが、路線バスで特急が有ったのかは疑問が残ります。もしかすると名古屋鉄道バスが1985年に運行を始めた「中央道特急バス(現:中央道高速バス)」あたりのデザインを使ってしまったにかも知れませんね。
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●大阪市営バス
大阪市営バスはかつて大阪市交通局が行っていたバス事業です。 2018年より大阪シティバスへ事業を譲渡し、バス事業から撤退しています。 トミカは1972年から採用されたクリーム色に後部を斜めにカットした緑色のラインのものです。 しかし、この塗装は長くは続かず、1979年には同じ配色ながら単純なデザインが採用されています。 という事は、トミカの発売が1980年ですから、ひとつ前の塗装を採用した事になりますね。新しい塗装が出て間もない時期だったので、まだトミカになった塗装の方が幅を利かせていたのかも知れませんね。
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●高松バス
高松バス株式会社(現:ことでんバス)は1950年に高松市内でバスの運行を開始、1986年には琴電バス(松琴平電気鉄道のバス部門)を統合して「コトデンバス株式会社」と商号変更しています。 トミカは統合前の高松バスの塗装を再現したものでしょう。サイドの紺色ラインはタンポ印刷、フロントとルーフ前端及び「TBK」の赤色字と「高松バス」の紺色文字は添付シールを貼って仕上げるようになっていました。
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●西日本鉄道バス
西日本鉄道は福岡市に本社を置く鉄道・バス事業者ですが、現在バス部門は一部だけが本社の部門として残っていますが、他は分社独立した子会社が運行を担っているようです。 トミカは1975年頃から採用された白色ボディに赤ラインの旧塗装の再現でしょう。サイドはタンポ仕上げ、フロント及びリア方向幕は添付シールを貼って仕上げるようになっていました。 この旧塗装も一番上のラインが中扉前の斜めのラインから後ろのみになるなどの変遷があるようですが、トミカの塗装は初期のデザインと思われます。 因みに2008年に西鉄創業100周年記念事業の一環で新塗装が登場しましたが、およそ10年で全車両を置き換えると発表されていました。
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●大分交通バス
大分交通は主に大分県の北部でバスを運行する事業者で、かつては鉄道事業も行っていました。 トミカは地元で「トラバス」の愛称で親しまれていたクリーム地に緑のピンストライプが入った旧塗装の再現でしょう。サイドはタンポ仕上げ、フロントとルーフ前端部は添付シールを貼って仕上げるようになっていました。 残念なことに、トミカのラインの色は黄緑ですが、実車はもっと濃い緑だったようで、かなり印象が異なるものになっています。 尚、この塗装について調べてみましたが、年代等は判りませんでした。
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品 番 |
車 名 | 事業者
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79-2-15 | 三菱 ふそう ワンマンバス | 富山地方鉄道バス | 79-2-16 | 名古屋鉄道バス | 79-2-17 | 大阪市営バス | 79-2-18 | 高松バス | 79-2-19 | 西日本鉄道バス | 79-2-20 | 大分交通バス |
全
国の色々な事業者のバスが近所の玩具店で手に入るというなかなか魅力的なフェア、いかがでしたでしょうか。奇をてらったようなトミカくじより、こういった
単純な企画のほうが嬉しいのは私だけではないと思います。全国のバスやタクシーや運送会社など、色々な車をトミカで見せて欲しいものです。
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と
ころで、このシリーズの発売は1980年ですから、40年以上も前の事になります。これくらい古い話になると詳しい情報がなかなか見つかりません。手元の
「トミカクラブ」というトミカファンクラブの情報誌に、このフェアの情報が掲載されていましたので、参考資料として載せておきたいと思います。
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