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ふとしたきっかけで集め始めたトミカ。全長7cm程の小さなミニカーのおもちゃです。 しかし、コレクションの奥の深さは侮れません。たかがトミカ、されどトミカなのです。
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仮オープン 2004/07/01
最 終 更 新 2023/12/01
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昨日 
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現在の公開台数 741台
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箱・赤箱・青箱の紹介
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2016/05/11
1件修正
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浅草2階バス(隠れトミカ)

1981(昭和56)年4月1日、
上野・浅草間の定期路線バスとして2階バスの運行が始まりました。これは台東区の依頼を受けて東京都交通局が運行していたもので、主に観光振興が目的と
なっていました。使用車両はドイツ製のネオプラン・スカイライナーN326/3型でした。ロンドンバスをイメージしたかのような真紅に塗られたバスで、上
野広小路〜浅草雷門を21分から25分で結ぶ「二階01系統」として、20〜30分間隔で毎日運行されていました。 この2階バスは大きな話題となり観光の目玉となって人気を博しましたが、ミニカーの世界でも大きな盛り上がりを見せました。
ト
ミカは観光用のネオプラン・スカイライナーN122/3型をF37-2(1980年1月)とロングL-18(1981年3月)を既に発売済でしたが、上野
浅草仕様のN326/3型とは形が異なるものでした。しかしF37でなっちゃって上野浅草仕様を数度に渡ってリリースしました。1981年4月に浅草松屋
特注(シート色のバリエーションあり)、6月に「世界の2階建てバスフェア」、82年3月に運行1周年記念の浅草松屋特注(プラスチックケース入り)を販
売しました。 サクラペットは最も早く、1981年3月に上野浅草仕様(定価1200円)を出しましたが、バスの型はトミカと同じN122/3型でした。元々中央交通仕様の発売が決まっていたところ、急遽上野浅草仕様を追加したようです。 ダイヤペットは1981年12月頃に1/60スケールでN326/3型を発売、定価は2300円でした。 その他、ニシキやトレーンなどからも発売されており、2階建てバスがブームになっていた事が窺い知れます。
そして今回のメインディッシュはツクダ製のネオプラン・スカイライナーN326/3型です。 これが当時出た2階バスのミニカーの中で、最も実車を忠実に再現していると思われ、非常に出来の良いものとなっていました。
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●浅草2階バス ネオプラン(N326/3型) 発売は1981年(詳細不明)で、当時の定価は880円だったようです。 上野〜浅草間を走ったネオプラン・スカイライナーN326/3型を再現したものです。 ツクダは当時浅草にあった玩具メーカーで、オセロやスライム、ルービックキューブなどが有名ですが、ことミニカーとなると製造のノウハウを持ち合わせていなかったようです。 そ
んな中、地元浅草で2階バスが走るというので、ツクダもミニカーをと考えたのでしょう。しかし、短期間に自社での開発製造は難しいので、当時ミニカーの製
造に長けたトミー工業(現タカラトミー)に委託した… というような事だったと想像出来ますが、今となっては真相は判らず終いです。 トミカを名乗ってはいませんが、トミー工業が製造した本格的小スケールミニカーですから、トミカの一員と言って良いでしょう。いわゆる隠れトミカですね。 それにしてもツクダが金型から特注品を発注するとは驚きですね。
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ミニカーはホイール以外は全て新規に作られたもので、実車を良く再現していると思います。実車は1階に14人、2階に46人が乗車出来るようになっていましたが、ミニカーも人数分のシートが再現されています。 箱にはミニカー本体の他、運行記念バッジ、記念乗車券のレプリカ(裏面には「トミーは世界の子どもの友だちです」などと書かれています)、ミニカーに貼るシールが入っていました。 シールはバス正面に貼る「上野─浅草」の他、サイドに貼るバスの愛称名が3種付いていました。 浅
草2階バスは当初は3両で運行しており、それぞれ地元に因んだ「さくら」(隅田川の桜)、「あさがお」(入谷の朝顔まつり)、「ほおずき」(浅草寺のほお
づき市)の愛称が付けられていました。ミニカーもシールの貼り替えで3種類のバスを再現出来るようになっていました。因みに実車の「ほおずき」にはトミー
の宣伝が付いており、2階バスに力を入れていた事が判ります。
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ロングトミカL-18と比較すると、金型は全くの別物ですが、スケールは1/100で同じ、ホイールも同じ10Dホイールを履いています。裏板やシート、ウインドウも別物ですが、ドアの開閉機構などはそっくりです。 箱も吊り下げ用の耳を除くと、ロングトミカの箱とほぼ同じサイズです。
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このツクダのバスには名古屋の丸栄
百貨店が特注したモデルが存在します。残念ながら私は所有しておりませんが、本体・箱・付属品とも全く同じ、違いは1階と2階の間に貼られている白いシー
ルの部分が銀色のシールに置き換えられ、そのシールには「ASAKUSA ⇔
UENO」の文字の他に「Maruei」の文字が倍以上の大きさで印刷されていたという事です。 上野・浅草から遠く離れた名古屋の百貨店が何故こんなミニカーを特注したのかは判りませんが、2階バスブームが上野・浅草から全国的に広がっていったという事なのでしょうね。
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